セイコーマート 『さんま蒲焼重』を食べた

ここ数年、不買運動をしている。
土用の丑の日のウナギだ。
絶滅危惧種だし。食べたいけれど、どうせ私はウナギよりも、タレがかかったシャバシャバのご飯が好きで食べていただけだし。

だいたい「土用の丑の日は『う』のつくものを食べて元気を出そう」っていうのなら、牛丼でいいじゃないか。……と思っていたけれど、ひょっとしてどこぞの牛丼チェーンがもしもうキャンペーンとかしてたら不勉強でゴメンなさい。私のところまでは届いてませんでした。

幼少の頃に帯広に牛丼チェーン店はなく、20代の頃にやってきた牛丼を喜んで食べはしたものの、私は牛肉よりタレのかかったシャバシャバなご飯を好んで食べているんだな……と悟ってからは通ってない。
シャバシャバなご飯を食べるにしても、帯広在住なので牛丼より豚丼なんだ。

それはそうと実家に居た頃は毎年食べていたウナギの蒲焼。
ウナギにはそこまで未練はないけれど、あの甘いタレのかかったご飯は食べたい……と誘惑されていたわけなんだけれど、ここ数年はセイコーマートの『さんま蒲焼重』を食べている。

2012年からうなぎの蒲焼重の代わりに販売されているこの商品。
詳しい経緯などについてはTwitterでたびたびバズったりしているのでご存じの方も多いだろう。なんのこっちゃという方は以下のリンクでもどうぞ。

土用の丑の日「さんま蒲焼重」33万食の ヒット商品、セコマが予約受付開始 | 北海道リアルエコノミー | 地域経済ニュースサイト

で、だ。
この商品、結構人気があって土用の丑の日当日は予約しないと手に入らない。ホットシェフ前で待機しつつ、陳列されると同時に手に取るくらいの気合が必要だが、そんなことするくらいなら予約した方がお店にも迷惑がかからない。

我が家では、土用の丑の日とは関係ない日にフライングゲットして食べている。
だいたいセーコマ*1では、土用の丑の日当日の10日前ほどから店頭販売してくれている。今年も丑の日は7/23だが12日から販売してくれている気のききようだ。好き。

そんなこんなで買ったのがコレ。

さんま蒲焼重

さんま蒲焼重の蓋をあけたところ

内容としては白米の上にさんまの蒲焼、たくあんと別添のタレ、そして山椒。
タレはあまりトロっとしておらず、中濃ソースよりもウスターソースのような質感。*2

蒲焼きの上にはネギではなく野沢菜がのってて食感がシャキシャキしてて美味しかった。
また添えられたたくあんはピリッと絡めで蒲焼きとの対比になり、最後まで飽きずに食べることができる。

肝心のさんまももちろん美味しい。
「さんま蒲焼重?そんなのご飯の上にさんま蒲焼き缶のせて食べれば?」となっても良さそうだが、実際に食べてみるとさんまが柔らかくふわふわでご飯と一緒に食べやすい。

いや、すまない。嘘をついた。
3回もしつこく書いたくらい、私はタレのかかったシャバシャバなご飯が好きなんだ。丼もの、重もの、焼肉ふくめ、私は上のトッピングとご飯は別々で食べている。

まずさんまを一口食べ、さんまがいなくなったスペースのご飯を口に運ぶ。
牛丼も豚丼も海鮮丼も、焼肉は一回ごはんにバウンドさてタレをごはんに落としてから食べ、その後、ご飯を食べている。

その方が上品だと思っているからとか、一口が小さくて食べられないからとか、女子的な理由ではない。
タレのかかったシャバシャバなご飯が食べたいからである。

もし一人暮らしをしていて、家族などの目を気にしなくていい状態だったら豚丼のタレをご飯にかけて食べたいくらいだ。豚抜きで。いや豚も美味しいけれども。

そんなこんなでさんま、シャバシャバご飯、たまにたくあん…と、順繰りで食べた。

これで我が家の『土用の丑の日』は無事にミッションコンプリートである。
7/23はたぶんグラタンとか食べて過ごしていると思う。

*1:大半の帯広民はセイコーマートを『セーコマ』と略す。

*2:タレのたとえに別のタレ(ソース)を持ってくるとか、説明が下手くそか。